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倉庫に眠っている農機具、メンテナンスは大丈夫ですか?

2025.11.04

倉庫の奥に置いたままになっている農機具が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しばらく使っていないうちに、状態がわからなくなってしまったという声は少なくありません。特に、離農や使用頻度の減少により、機械の点検が後回しになっているケースも見られます。

ただ、農機具は使わなくても徐々に劣化が進みます。時間が経つことで、サビやバッテリーの消耗、ゴム部品の劣化などが起こることがあり、いざというときに不具合が生じることもあります。

この記事では、長く動かしていない農機具を点検しておく必要性と、その際に確認しておきたい基本的なポイントをまとめました。あわせて、使わなくなった機械の整理方法や、売却や処分を考える際の注意点についても紹介していきます。

 

 

倉庫にある農機具を点検すべき理由

使っていない農機具を倉庫に保管しているだけのつもりでも、時間の経過とともに機械は少しずつ劣化していきます。外見上は変化がなくても、内部では部品が傷んでいたり、バッテリーが上がっていたりすることもあるため、定期的な確認が大切です。

 

長期間放置による劣化のリスク

農機具は精密な部品が多く、長く使わないままでいると部品の油分が失われ、動きが鈍くなることがあります。ゴム製のホースやパッキンはひび割れしやすく、金属部分にはサビが生じる場合もあります。こうした劣化は、一度進行すると回復が難しいため、放置せずに早めの点検をしましょう。

 

突然の故障が招く作業遅延

いざ農作業を始めようとした際に機械が動かないと、スケジュール全体に影響が出てしまいます。忙しい時期ほど、農機具のトラブルは大きな負担になります。事前に点検を行っておけば、軽い修理や整備で済むこともあるため、作業の安定性を保つ意味でも確認を習慣にしておくと安心です。

 

メンテナンス不足による事故の可能性

故障したままの農機具を無理に使おうとすると、思わぬ事故につながることもあります。たとえば、ブレーキが効きづらい、刃の動きが不安定といった状態は、安全面において見過ごせません。点検によって異常に早く気付ければ、事故の防止にもつながります。

 

 

農機具メンテナンスの基本とは

農機具を長く良い状態で使い続けるためには、日ごろの手入れが欠かせません。作業の合間や保管前後に少しの時間をかけて確認しておくことで、故障や不具合の発生を減らすことができます。

 

エンジン・オイル周りのチェック

まず確認したいのは、エンジンとオイルの状態です。オイルが汚れていたり、量が減っていたりすると内部の摩耗を早める原因になります。作業前後にエンジン音や始動の具合に違和感がないかも意識しておくと、小さな異変にも気づきやすくなります。また、長期間動かしていない場合は、ガソリンの劣化にも注意が必要です。

 

バッテリーや電装系の確認ポイント

電源まわりも見落とせません。使用しない間にバッテリーが自然放電してしまうことがあり、久しぶりに動かそうとした際にエンジンがかからないことがあります。端子部分に汚れやサビがないか、しっかり接続されているかを見ておきましょう。必要に応じて補充電や交換を考えることも大切です。

 

サビ・腐食の予防と対策

保管環境によっては、金属部分にサビが出やすくなります。湿気の多い場所に置いていると、知らないうちに腐食が進んでいることもあるため、外観だけでなく細かい部分も見ておくと安心です。使用後には、泥や水分をしっかり取り除き、必要に応じて防錆用のオイルを塗っておくと、状態の維持につながります。

 

 

季節ごとのメンテナンスの違い

農機具は、使用する時期や保管する環境によって、気をつけるべき点が少しずつ変わります。それぞれの季節に合わせた手入れを行うことで、故障の予防や寿命の延長につながります。

 

冬場に注意したいポイント

寒さが厳しい時期は、燃料やバッテリーのトラブルが起きやすくなります。気温が低くなるとエンジンの始動性が落ち、燃料が固まりやすくなることもあるため、使用頻度が少ない時は事前に燃料を抜くなどの処置が必要です。また、バッテリーも冷えによって力を発揮しにくくなるため、取り外して保管するのもひとつの方法です。

 

春の始動前に行うべき点検

作業が本格化する前には、機械の動作確認をしておくと安心です。冬のあいだに生じたサビや部品の劣化が見つかることもあるため、エンジンやタイヤ、ブレーキなどの基本的な部分はひと通り見直しておきましょう。試運転をして異音がないか、スムーズに動作するかどうかも重要な確認項目です。

 

使用後の保管方法が寿命を左右する

農繁期が終わったあとの保管方法も、機械の状態を保つうえで重要です。土や草が付いたまま片付けてしまうと、湿気を含んでサビの原因になります。洗浄した後はよく乾かし、風通しのよい場所に置くように心がけましょう。タイヤの空気圧を落としたり、重い部分に荷重がかからないよう工夫したりすることで、次の使用時にもスムーズに使いやすくなります。

 

 

使わなくなった農機具の活用法

使用する機会がなくなった農機具を、そのまま倉庫に置き続けている方も少なくありません。しかし、保管しているだけでも場所を取り、状態の悪化が進んでしまうことがあります。今後使う予定がない場合は、ほかの形で活かす方法を考えるのもひとつです。

 

買取・売却という選択肢

状態がある程度保たれている農機具であれば、買取を行う専門店に相談してみるのも有効です。年式やメーカーに関わらず引き取りを行っているところもあり、まだ使える機械であれば次に必要としている人のもとへつながる可能性があります。引き取ってもらうことで、倉庫がすっきりするだけでなく、適正な価格がつく場合もあります。

 

倉庫のスペースを有効活用するために

大型の機械は、長く保管しているとかなりのスペースを占めてしまいます。定期的に見直すことで、不要なものを整理でき、倉庫の使い方を見直すきっかけにもなります。農機具以外の保管や作業場所としての活用もしやすくなり、道具を整えることで作業効率も向上します。

 

資源としてのリサイクル価値

故障して動かない農機具でも、部品として再利用できる部分があることがあります。廃棄せずに専門業者に引き渡すことで、資源としての再利用につながります。特に古い型式の機械は、補修用のパーツとして求められることもあるため、廃棄前に確認しておきましょう。

 

 

農機具の処分に関する注意点

使わなくなった農機具を手放す際には、一般の粗大ごみとは異なる取り扱いが必要になります。誤った方法で処分すると、思わぬトラブルにつながることもあるため、基本的な知識を押さえておくことが大切です。

 

産業廃棄物としての扱い

農機具は、農業用として使われた時点で産業廃棄物として分類される場合があります。そのため、通常の不用品回収や粗大ごみとは処理方法が異なり、自治体によっては引き取りを行っていないこともあります。正式なルートを通して処分する必要があるため、対応している業者に依頼するのが確実です。

 

自治体と業者、それぞれの対応の違い

処分方法は地域によって異なりますが、多くの自治体では農業機械の処分を受け付けていません。一方で、専門の業者であれば、引き取りから適正処理までを一貫して行っていることがあります。費用や手続きの手間を考えると、対応がスムーズな業者に任せたほうが安心です。

 

節約につながる処分方法とは

処分を前提にしていても、状態によっては買取が可能な場合もあります。修理ができないほどの農機具でも、部品単位で引き取ってもらえることがあるため、いきなり廃棄を考えるのではなく、一度査定を受けてみるのもひとつの方法です。結果として、費用の負担を抑えられることにもつながります。

 

 

松ちゃん堂の農機具買取・販売サービス

農機具の整理や処分を検討している方に向けて、買取・販売・修理といったさまざまな対応を行っています。状態やメーカーにかかわらず、できる限り柔軟に対応することを心がけています。

 

メーカー不問で対応できる修理体制

メーカーや型番を問わず、農機具の修理や整備を受け付けています。古い型や部品が手に入りにくい機種でも、可能な限り対応する姿勢を大切にしています。すぐに使える状態に戻したいときや、動かなくなった機械を見てもらいたいときなど、気軽にご相談いただけます。

 

三重・愛知・滋賀など近隣地域の出張買取

三重県を拠点に、愛知県・滋賀県といった周辺エリアへも出張対応を行っています。持ち込みが難しい大型の農機具でも、こちらから引き取りに伺うことで、運搬の負担を減らせます。倉庫の整理や処分にお困りの方も、お気軽にご連絡ください。

 

倉庫整理のご相談も可能

農機具だけでなく、倉庫に残されたさまざまな農業機材の整理にも対応しています。長年使わずに置いてあった機械や、動作確認ができないものなどもお引き受けできる場合があります。農機具の取り扱いに詳しいスタッフが対応いたしますので、不安な点があれば一緒に確認しながら進めることが可能です。

 

 

まとめ

倉庫に長く置かれている農機具は、見た目に変化がなくても内部で劣化が進んでいることがあります。点検や簡単な手入れをしておくだけでも、不具合や故障の予防につながります。特に、季節の変わり目や作業前後に時間を取って確認することが、農作業を安定して進めるための大きな助けになります。

また、今後使う予定がない農機具については、整理や売却を考えることも一つの方法です。そのままにしておくよりも、次に必要とする人へつなげることで有効活用にもなります。処分を検討する際には、産業廃棄物としての扱いや地域ごとの対応なども確認しておくと安心です。

松ちゃん堂では、農機具の買取・修理・販売のほか、倉庫の整理や出張対応なども行っています。状態がわからないものや、処分に迷う機械がある場合でもお気軽にご相談ください。

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